堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



     第32回調査隊会議が開催され、官民66名が出席しました。

      
       名古屋市が国に提案した「木曽川水系連絡導水路事業」に対して、

       調査隊して意見集約を行い、賛成を表明することになりました。


       名古屋市の護岸除草などの施策の効果を検証し、新たな提案をしました。


       今年話題になったボラの大量遡上について、観察結果を報告しました。


      
  日時   令和5年3月18日(土)   13:30〜16:00

        場所   名古屋国際会議場


          ⇒市民調査隊によるレポートはこちら

          ⇒名古屋市によるレポートはこちら

          ⇒木曽川水系連絡導水路事業の説明はこちら

          
⇒前回(第31回)の調査隊会議の様子はこちら

     
            ⇒「調査隊のあゆみ」はこちら




事務局より   令和5年3月18日(土)


 令和5年3月18日(土)、第32回調査隊会議が、熱田区の名古屋国際会議場で開催され、
 今回も、市民、行政あわせて66名にご参加いただきました。

 会議では、まず冒頭に、先日河村市長が国に提案した、木曽川水系連絡導水路事業への新提案」について
名古屋市から説明をいただき、その利用目的のひとつにあげられている、堀川浄化のための、木曽川からの
導水について、参加者の意見交換を行いました。

その結果、堀川1000人調査隊として、いろいろ提議された懸念については、慎重に対応していただくことを
条件に、「導水路事業に賛成」の立場で意見表明することになりました。


 そのあと、第32ステージで市民の調査結果をまとめたレポートについて、
限られた時間の中で、トピックを中心に事務局から報告をしました。

 その内容については、下記のページに詳しく掲載してあります。

 ⇒市民調査隊によるレポートはこちら


 報告されたポイントは、次の通りです。
 
 1)16年間に市民調査隊から寄せられた調査結果の報告数が、11,563件に達しました。

   その結果、現在の堀川は、ほとんどにおいを感じない川になってきていることがわかりました。


 2)次回、第17回堀川一斉調査を6月5日(月)に実施します。
 
   今回の一斉調査は、2年前の2021年5月28日の時と条件の似ている大潮の日に設定しました。

   前回は、コロナの影響で、堀川クルーズなどの船の運航がほとんどありませんでした。

   今回は、3月18日から5月28日まで堀川クルーズが実施されます。

      ⇒なごや堀川クルーズの案内はこちら

   船の運航が、堀川の水質に影響を与えているのかどうかを観察できるのも、一つのポイントです。

    
⇒第17回 堀川一斉調査のご案内はこちら



 3)1年前の第30回調査隊会議で、私たち市民は、堀川上流部の護岸のヨシの刈り取りを
   名古屋市にお願いしました。

   そしてこの冬、名古屋市は護岸のヨシだけでなく、雑草、雑木もきれいに刈り取りをしてくださいました。

   その結果、第32ステージの観察において、水面を浮遊する枯草、枯れ枝などの浮遊ごみが
   減少していることが確認され、除草の効果が検証されました。

   また、護岸の除草によって、きれいになった護岸へのポイ捨てごみが減少傾向にあることも
   報告されました。

   一方で、護岸や歩道などの植栽が、緑化や美化につながらず、かえってゴミ捨て場のように
   なってしまっている実態も報告されました。

   これらの事実をもとに、市民から行政に対して、植栽のあり方について見直しをしていただくよう提案しました。


 4)今年話題となったボラの大量遡上について、次のような報告がされました。

    ボラの遡上してくる原因として、堀川の水質改善が影響している可能性が考えられること

    この冬、ボラが3回大量死してしまったが、その原因は、水質の悪化ではなく
    あまりに大量に遡上してしまったことによって、体力のないボラが生存競争にまけて
    死んでしまったことが考えられ、大半のボラは海に無事に帰っていったと思われること。

    これまでになく長期間、ボラの大群が猿投橋付近に滞在することができた要因として、
    庄内川からの導水および落差工による攪拌で、溶存酸素が豊富に供給されていたことが
    考えられること。

  詳細は、下記のページでご紹介していますのでご覧ください。

   ⇒市民調査隊によるレポートはこちら

 


 最後に名古屋市から、現在堀川浄化に対する施策として実施されていることの
報告がありましたが、プログラム上の制約もあって、十分な説明時間が確保できませんでした。

 下記で、それを補足するために詳細をご紹介していますので、ぜひご覧ください。


   ⇒名古屋市によるレポートはこちら

 
 庫の日の様子(写真)や、新聞記事を下記に掲載しています。



読売新聞 2023年(令和5年)3月19日(日)より


毎日新聞 2023年(令和5年)3月19日(日)より
第32回調査隊会議の様子です。
冒頭、挨拶をされた、堀川1000人調査隊事務局人調査隊2010実行委員会
会長の阪野輝夫さん。


この日出席された、名古屋市の松雄俊憲副市長も
ご挨拶いただきました。


最初に名古屋市から、「木曽川水系連絡導水路事業について
詳細な説明をいただきました。
名古屋市の説明の後、堀川1000人調査隊として、この事業に対して
どのように意見表明するかを意見交換し、熱心な議論が行われました。
堀川1000人調査隊に参加する皆さんは、堀川への木曽川導水
そのものには従来より賛成ですが、揖斐川から木曽川への導水が
前提ということとなると、「生態系への影響の懸念」などを表明する
参加者もいました。

ただ、最後には、そうした懸念される点について、丁寧に対応していただく
ということで、堀川1000人調査隊としては、この事業に「賛成する」という
意見でまとまりました。


その後は、いつものように、市民調査の結果から、
トピックスを事務局が報告しました。

詳細は、下記でご覧ください。

 ⇒市民調査隊によるレポートはこちら




行政の施策についても、たくさんの質問がでました。

ひとつひとつに、丁寧にお答えいただきました。




最後に感想を述べ、挨拶をされた、緑政土木局の河田局長。

数年前には、河川部長として堀川1000人調査隊会議にも
参加されていて、この会議のことについてもとてもご理解が
深い局長さんです。





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