堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



     
     記録的な高温、多雨の悪条件下でも全般的な堀川の水質は改善していた!

     但し、ヘドロの残る中流部には課題が残り、中流部の早期対策が必要!


      第23回調査隊会議が開催され、官民約90名が出席しました。


        日時   平成30年9月29日(土)   13:30〜16:00

        場所   名古屋都市センター


          ⇒市民調査隊によるレポートはこちら

          ⇒名古屋市によるレポートはこちら

          ⇒第9回 堀川一斉調査のご案内はこちら

          ⇒前回の第22回調査隊会議の様子はこちら




事務局より   平成30年9月29日(土)

 平成30年9月29日(土)、第232回調査隊会議が、金山の名古屋都市センターで開催されました。

 今回も、市民、行政あわせて約90名にご参加いただきました。

 会を重ねるごとに、行政と市民の情報共有が進み、市民の理解も深まってきています。

 前回の会議で、市民の集めたデータによって雨が降ったあとでも堀川の状況がはっきりと改善傾向にある
ことが報告されていましたが、今回はさらに驚くべき結果が報告されました。

 今回の報告の対象となった第23ステージ(平成30年4月〜6月の調査データが対象)は、過去にない
高温・多雨という、堀川にとって非常に過酷な悪条件となりました。

 しかしそれにもかかわらず、市民調査隊が記録したデータからは、堀川全般についていえば
むしろ堀川の印象、水質は改善しているという結果が報告されたのです。

 しかも、従来私たちの常識では、堀川は雨が降ると生活排水が流入することによって、水質や印象が
悪化すると信じられていたのですが、今回の調査結果では、最近は、雨が降っても降らなくても、ほとんど
印象や水質に影響はなく、場所によってはむしろ水質が改善している、という結果も報告されました。

 これらは、11年半以上にわたって堀川を観察し続けた私たち市民調査隊にとっても、行政にいとっても
驚くべき結果でした。

 ただし、都心部にあたる幅下橋〜松重橋の中流域では、堆積したヘドロが、高温・多雨の気象条件によって
あわやにおいを発生させ、堀川全般では印象が良くなっているにもかかわらず、中流域だけはこの気象条件で
印象や水質が悪くなっていたこともあわせて報告されました。

 また中流域では、周期的な雨による増水で、一度水面に落ちた浮遊ごみがいったりきたりするうちに
汚れがひどくなって浮いている状態をよく見かけるとか、納屋橋付近の再開発が終わって人の流れが
かわったことも影響があるのか、護岸の同じ場所にいつも同じようなごみが繰り返し捨てられている光景も
目に付くようになった、という報告もありました。


 堀川の印象をよくするためには、堀川の中流部をもう少し徹底的に対策しなければいけない、という認識を
官民であらためて共有しました。

 今後、行政と市民のの協働で、ポイ捨て禁止のPR看板の設置や陸上の清掃活動の継続などを
続ける一方、ヘドロの除去や、あらたなヘドロの堆積を減少させるための施策や実験を検討いただくよう
行政に要望いたしました。

 なお、今回の調査隊会議には、たまたま堀川を視察に訪れていた、土木学会関西支部の視察団の方々が
会議の一部を見学していかれました。

 ご案内をされた名古屋工業大学の秀島栄三教授によれば、視察団の皆さんは、
「大阪にない、いい連携体制ですね」と絶賛されていたそうです。


 
 この日の報告された事項は下記で詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

    ⇒市民調査隊によるレポートはこちら

    ⇒名古屋市によるレポートはこちら

    ⇒定期船運航が堀川の水質改善に役立つかどうかの一斉調査についてはこちら


中日新聞 2018年9月30日(日)朝刊より
会議が始まる前に記念撮影。

会場の様子です。



この日の会議を見学された、土木学会関西支部の視察団の皆さん。

ご案内いただいた名古屋工業大学の秀島教授に
「大阪にない、いい連携体制」と絶賛されていたそうです。


行政の施策などについて、参加した市民からは、たくさんの質問や
意見が述べられました。


新堀川について、観察と調査を続ける市民からは、「ほとんど
きれいだと感じたことはない」という厳しい報告がありました。


行政からも、市民の質問や提言について、ひとつひとつ丁寧な説明が
あり、官と民で、きちっと正確な情報を共有することができました。







最後に緑政土木局の山田局長か、

「行政の施策が効果を発揮しているということを検証していただいて
本当にありがたい。これからも市民の皆さんと一緒になって
堀川・新堀川をよくしていきたい」

という主旨のコメントをいただきました。





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