堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



  上流、下流が、お互いを励まし、応援しあってゆこう!

   木曽川と堀川・上下流をつなぐ交流会が、名古屋で開催されました。

     (第10回 木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラム)

   
  日時  平成28年12月4日(日) 

     会場  名古屋城
          堀川
          名古屋港ポートビル

     主催  木曽三川がつなぐ山とまちインターネットフォーラム実行委員会
          堀川1000人調査隊

     後援  国土交通省中部地方整備局 名古屋市 木曽広域連合 名古屋都市センター
  
     特別協賛  アサヒビール株式会社

   
⇒昨年の第9回木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラムの様子はこちら

   ⇒一昨年の第8回木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラムの様子はこちら






事務局より  平成28年12月5日


   平成28年12月4日(日)、木曽川と堀川・上下流をつなぐ交流会が、名古屋で開催されました。

  これまで、堀川10000人調査隊などで活動する名古屋市民は、「木曽三川がつなぐ山とまち
 インターネットフォーラム」と銘打って、昨年まで9回にわたって、木曽川などの上流地域に出向いて
 上下流交流会を続けてきました。


  10回目となる今年は、逆に上流部の人たちを名古屋にお迎えして、名古屋市民がおおてなしをする
 企画として実現しました


   この交流会は、平成19年から22年まで行われた、木曽川の清水を堀川に導水して水質改善を
  試みる社会実験を機に、その水源である木曽地域に名古屋市民が関心をもつ名古屋市民を増やす
  とともに、将来の本格的な木曽川からの導水を願って、市民ベースでの交流を深め、上流にも
  堀川を愛し、応援してくださる方を増やしていこうという目的で行われてきました。


  そして過去9回にわたる交流会で、フェイスtoフェイスの交流を行いながら、その成果をウェブサイトの写真集や
 動画で公開し、インターネットを利用して情報発信が行われ、その結果として、木曽6町村をはじめとして、
 木曽三川流域に、堀川応援隊の輪も広がり、一定の成果をあげてきました。

 
  今回は、私たち名古屋市民が、上流の方々を名古屋にお招きし、

 「堀川はどんな川なのか、現状はどうなっているのか」

 「堀川と木曽は歴史的にどのようなつながりがあるのか」

 「木曽のヒノキを使ってつくられた名古屋の本丸御殿がどんなに素晴らしいものか」

 というようなテーマを中心に、木曽の皆さんにぜひ知っていただき、名古屋のよさ、
 名古屋の抱える課題を、実際に肌で感じていただければ、という趣旨で企画されたものです。


  そして、上流・下流の市民がお互いに励ましあい、応援しあう関係を一層強くしてゆこうという狙いも
 あわせもって開催されました。

  
   この交流会は、実は、市民だけでなく行政も参加して、官民一体となって交流するところに
 大きな特徴があります。


  下流側の名古屋からの参加者は、名古屋堀川ライオンズクラブをはじめとする名古屋市民と、
 名古屋市などの行政でつくる実行委員会のメンバー、そして堀川1000人調査隊の水質調査活動で
 活躍する、鯱城・堀川と生活活を考える会の皆さんにお願いして、計40名で、上流域からのお客様を
 おもてなししました。


  上流側からは、木曽広域連合と木曽地域の6町村(木祖村、木曽町、王滝村、上松町、大桑村、南木曽町)
 の行政のスタッフと、一般公募した町村民、計60名が3台のマイクロバスに便乗して来名されました。


  また、上流からは、木曽広域連合長でもある木曽町の原町長、下流側からは名古屋市の
 新開副市長にもご参加いただき、上下流の官民が一緒になって交流することができました。

 
  この日のスケジュールは、午前中に名古屋城の本丸御殿を見学、その後近くのホテルで
 「名古屋めし」で昼食をかねた懇談会、

  午後からは堀川の水質調査体験、堀川の舟下り、名古屋港ポートビルから名古屋港や名古屋の
 まちをみおろす展望室体験、そして意見交換会を兼ねた交流会という、盛りだくさんの内容で
 実施されました。


  フィナーレは、上下流の皆さんの健康や今後の発展を祈ってエールでしめくくり、最後まで楽しく、
 気持ちの良い交流会ができたと思います。


    この日の様子は、上流・下流の双方で新聞で紹介されました。

    当日の写真とあわせて、下記でご紹介させていただきます。

    
     
中日新聞 名古屋市民坂 平成28年122月5日(月)朝刊より


中日新聞 木曽版 平成28年12月7日(水)


9時30分に名古屋城正門前に集合したスタッフ。
入念に最後の打ち合わせをしました。

10時少し前、上流域の人たちのバスが到着。
60名の人が、3台に分かれて来名されました。

上下流合計100名の参加者が、A班〜D班の4つのグループに分かれて
行動しました。



こちらはD班。グループの目印は、うちわを使ってつくったものです。




各グループごとに名古屋城に入場。

正門では、おもてなし武将隊が木曽の人たちを出迎えてくれました。


出迎えてくれたのは、前田利家と、足軽の章右衛門。

わざわざ、私たちの交流会のために正門にきてくれたのです。


本丸御殿の前で記念撮影するA班。



本丸御殿の前で記念撮影するB班。



本丸御殿の前で記念撮影するC班。



本丸御殿の前で記念撮影するD班。



各グループごとに、名古屋城のボランティアガイドの方が案内を
してくださいました。


ボランティアガイドの方から、本丸御殿の前で説明を受けます。



木曽のヒノキを使って造られた豪華な御殿を熱心に見学する上流域の皆さん。



「名古屋は、こんなすごいものを造るお金があるから、いいねえ・・・」と
本音のつぶやきもありました。


名古屋場内のお土産ショップで買い物しすぎて、荷物が
大きくなってしまった方もいて、堀川のクルーズの前に、
バスに積み込む人もいました。





天守閣の前でもグループごとに記念撮影。

ひょっとして、このコンクリート製の天守閣で記念撮影できるのも
これが最後かな??という声も。




昼食会場の、「KKRホテル名古屋」

名古屋名物、「味噌かつ」もはいったお弁当をグループごとに
分かれていただき、上下流の会話がはずみました。



各テーブルには、この交流会の主旨に賛同し、毎年特別協賛いただいている
アサヒビールさんから、スーパードライの小缶と十六茶のペットボトルを提供
いただきました。




午後は、各グループごとにわかれて、KKRホテル名古屋近くの
朝日橋に移動。

鯱城・堀川と生活を考える会の皆さんが、普段堀川で実施している
水質調査の様子を再現し、みていただきました。



左のペットボトルは、この堀川・朝日橋で採水した水、

右のペットボトルは木曽川最上流の木祖村で、この日の朝採水して
持ってきていただいた木曽川の水。




堀川の水と木曽川の水の違いを体感していただこうという試みです。



木曽川の水は、やっぱ、きれいだねえ!



朝日橋からは4隻の船に分かれて、名古屋港まで堀川下りを体験。

堀川応援隊でもある東山ガーデンさんの船に分乗します。


1隻がでると、すぐに次の船に次のグループが乗船。




皆さんの協力でスムーズに船は順次出発してゆきました。





船の中では、下流側スタッフの案内で、堀川を水上から体験。

上流側参加者は、ほとんどの人が堀川下りは初体験でした。



堀川をまじかに見るのも初めてですから、船からみる名古屋の景色は
とても珍しい!




下流側スタッフはこの日のために、堀川の地理、歴史、木材を通じた
木曽と堀川のつながり、堀川の生き物、堀川での市民活動などを
説明するパネルを準備していました。



このパネル、堀川のあるあたりから西は、昔は海だったこと、
熱田台地の北の端に名古屋城があり、南の端に熱田神宮があって
堀川はその熱田台地の西側の低湿地帯に掘られた川であることを
悦明するパネルです。


約1時間のクルーズを楽しんで、船は順次名古屋港に到着。

この日は、波もなく、鏡のように静かな水面でした。



船をおりたら、今度は名古屋港ポートビル7階展望室から名古屋ならではの
絶景を楽しみます。

山に住んでいて、普段はなかなか海を見ることは少ない上流の方ですが、
この展望室は初体験の人がほとんどでした。


天気が良いと、故郷の御嶽山まで見ることができるのですが
この日は午後から曇ってきて、残念ながら、その雄姿をみることは
できませんでした。




そのあと、ポートビルの4階講堂に集まって、最後のまとめの交流会。

下流側の方たちから、今回のツアーの感想などをお聞きしました。



木曽踊りや木曽節を保存する会の方が、本場の木曽節を披露。

「木曽のなあ〜〜あ〜 中乗さ〜あ〜ん」と始まると、木曽の人たちは
自然にみんなが合唱に加わってくださいました。


木曽踊りも木曽節にあわせてご披露いただきました。




今回のような名古屋体験ははじめて、という声も多く、上流の方々からも
下流の方々からも、できれば長く交流を続けていきたいとの発言が
多くありました。


木曽広域連合長でもある、木曽町町長の原 久仁男さん。

名古屋は何度も来ているが、堀川を船でくだったのは初めてだった
そうです。


最後に下流側の名古屋市副市長 新開輝夫さんが登壇。

ぜひこうした交流を長く続けてほしいと挨拶されました。



フィナーレは、みんなで記念撮影。

上流下流の皆さんの健康や今後の活躍を祈念して、エイ、エイ、お〜〜!










   おともだちを誘って、みんなでたいっぱい調査隊、応援隊を作りましょう。

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