堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録




  第7回 木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラムが開催されました。

   名古屋から150名、木曽地方から40名、合計190名の市民が参加し
   木曽川の上下流地域の市民による交流の輪を広げました。

     日時  平成25年12月1日(日) 

     会場  王滝村内各所および
          木曽町 三岳交流促進センター

            長野県木曽郡木曽町三岳下殿642−1  

   ⇒昨年の第6回木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラムの様子はこちら






事務局より  平成25年12月7日

 平成25年12月1日(日)、第7回 木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラムが
長野県木曽郡王滝村各所と、同郡木曽町内の三岳交流促進センターで開催されました。


 この企画は、平成19年4月から平成22年3月まで実施された、堀川への木曽川導水社会実験を機に
木曽川上流部への関心の高まった名古屋市民と、木曽川上流域の市民でつくる、
「木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラム実行委員会」、そして
「堀川1000人調査隊2010実行委員会」の共催で、昨年同様、企画・実行されました。

   ⇒昨年、南木曽町で開催された第6回のインターネットフォーラムの様子はこちら


 また、このインターネットフォーラム実施に当たっては、今年もアサヒビール株式会社さんと
一般社団法人 中部地域づくり協会さんに特別協賛をいただき、実現いたしました。

 心より御礼申し上げます。


 当日は、名古屋からスタッフを含めて、約150名がバスなどで王滝村および木曽町を訪れ、
木曽地域からも、木曽広域連合(木祖村、王滝村、木曽町、上松町、大桑村、南木曽町)の
スタッフや、主に王滝村・木曽町の皆さんなど、約40名が集合。

 総勢およそ190名が、この日のイベントに参加しました。

  このインターネットフォーラムの様子は、後日、木曽三川・流域市民放送局のサイトで
インターネットで放送される予定です。


 さて、この日の様子を簡単にご紹介します。詳細は、下記の写真集をご覧ください。

 名古屋から朝7時30分に、バス3台に分乗して出発した、堀川1000人調査隊・堀川応援隊などを
はじめとする市民は、3つのグループに分かれて、王滝村に到着。

 「百草丸」などで知られる、村内の長野県製薬の工場と、愛知用水の水源である「牧尾ダム」を
見学しました。

 王滝村での見学には、王滝村の職員の方々がそれぞれのバスに乗り込み、村の人口が900人を
割り込んだ過疎化の実態や、ダム湖の物語、村の財政状況や人々の暮らしなど、様々な話を
お聞きしました。

 名古屋から参加した人たちからは、このダムや工場の見学会が非常によかった、という感想が、
帰りのバスの中で書いていただいたアンケートにも多数みられました。


 その後、木曽町の三岳交流促進センターにお昼過ぎに到着した名古屋からの参加者は、
王滝村や木曽の食材にこだわった、心づくしあふれる特別バージョンの昼食や、木曽の名物
すんき汁を味わいました。

 この食事やおもてなしに感激した人も、アンケートにたくさんみられました。


 その後は、木曽の特産品の、すんきや赤かぶの試食、特産品の買い物などを楽しんで
そのあとの全体会(フォーラム)に参加をしました。


 一方、午前中の三岳交流センターでは、名古屋から先乗りしたスタッフが、木曽地域からの
参加者の皆さんに、堀川の歴史や、木曽川と堀川のかかわり、名古屋・堀川の浄化・再生をめざして
活動する名古屋の市民の様子などを、ビデオや紙芝居などを使ってわかりやすく紹介しました。


 紙芝居を上演したのは、名古屋から参加した堀川応援隊、「劇団マーガレット一家」です。

 座長である、「紙芝居のオッチャンのたっちゃん」が演じた、まんが紙芝居 「堀川ものがたり」は、
本邦初公開、できたてホヤホヤの素晴らしい作品です。

 たっちゃんの、だじゃれや軽妙な語り口は、終始会場に笑いを誘い、たいへんなごやかで
明るい時間を共有することができました。


 また、交流を深めるためのアトラクションコーナーでは、「玉すだれのタマちゃん」によって
「南京玉すだれ・最新・木曽バージョン」が披露されました。

 木曽からの参加者とともに、玉すだれを使って、「御嶽山」や、「王滝村の渓谷」を表現、
拍手喝采を浴びました。


 午後からの全体会(フォーラム)では、木曽地域の「すんき名人」の皆さんをお招きし、
すんきについてお話をしていただきました。


 この日のイベントのひとつの目的の中に、「木曽を知り、木曽を好きになろう」という
テーマがありました。

 「すんきの味はちょっと苦手・・・」といっていた人たちも、すんき名人の女性から、
「私も木曽にお嫁に来てから20年位は、まったくすんきが食べられず、すんきを
 食べるようになったのは、この15年くらい」というお話を聞いて、ちょっとびっくり。

 慣れるとやみつきになり、「無塩」が売りの、乳酸菌を使った健康食品、「すんき」に、
皆、大きく興味をひかれた様子でした。

 
  最後に、名古屋からの参加者がみんなで署名した、
「私たちは木曽の皆さんを応援しています」と書かれた旗を、王滝村の
「瀬戸 普(せと・ひろし)村長」、木曽町の、「原 久仁男(はら・くにお)町長」に
贈呈しました。


 また、瀬戸村長は、私たちからの、堀川応援隊にはいってほしい、というお願いに対し、

「王滝村は、人口900人を割り込んでしまいましたが、山の猿たちも一緒になって
 みんなで堀川を応援します」と、快諾いただきました。

 また、先日選挙が終わったばかりで就任間もないという原町長さんからも、
「私たちも、できるかぎりの応援をしますよ」と、あたたかいお言葉をいただきました。

 お二人には、こころよく、堀川応援隊の旗にサインをしていただき、名古屋に
持ち帰りました。

 
 このインターネットフォーラムに参加された190名には、それぞれにあたたかい
気持ちの輪が広がり、これからの上下流の交流・連携につながってゆくことが
期待されるとともに、王滝村の方々約900名の堀川応援隊が加わり、堀川を愛する
市民の輪も一層大きく広がる一日となりました。

 この日の様子を新聞報道や写真で、下記にご紹介いたします。


市民タイムズ 平成25年12月7日(土)より


 名古屋からの参加者が寄せ書きした旗を木曽の方々に贈りました。
 書は、鉄牛堀川応援隊の早川さんにお願いしたもの。旗の製作は、クロス技研応援隊の加藤さんにお願いしました。


今回の企画は、アサヒビールさんのこのキャンペーンに
助成いただきました。

また中部地域づくり協会さんにもご協賛いただきました。


 王滝村の瀬戸普(せと・ひろし)村長、
 木曽町の、原久仁男(はら・くにお)町長に
 サインしていただいた堀川応援隊の旗です。
今回の会場は、木曽町内の、三岳交流促進センターを
使用させていただきました。


木曽側には、王滝村と木曽町の共同主催という形で
受け入れていただき、ふたつの町村の皆様の
多大なご協力で、今回の企画が成立しました。

 午前中の三岳交流促進センターの会場では、名古屋から先乗りしたスタッフが、木曽地域からの
参加者の皆さんに、堀川の歴史や、木曽川と堀川のかかわり、名古屋・堀川の浄化・再生をめざして
活動する名古屋の市民の様子などを、ビデオや紙芝居などを使ってわかりやすく紹介しました。

紙芝居のオッチャンのたっちゃん。
堀川ものがたりの、はじまり・はじまり〜〜


福島正則が徳川家康に呼ばれ、
「かくかく・しかじか・かくかく・しかじか」と
堀川の開削を命じられます。

えらい仕事を引き受けてしまった・・・・
でもやり遂げなければ・・・・とがんばる
福島正則。


エイホ、エイホ。
でえら、えらいな。ちょっと休も。

いやいや、福島様におこられてまうでよ〜。

アトラクションコーナーは、玉すだれのタマちゃん。
アシスタントは、紙芝居のたっちゃんです。

さてこれは・・・ そう、御嶽山ですね。


6人が玉すだれでつくったのは、王滝村の渓谷。
清流を表したものです。




それをちょいとひねれば、ハートが3つに。


こちら名古屋・テレビ塔が出発地。
早朝にもかかわらず、みんな集合時間を守り
予定通り7時30分には出発。


バスの中の光景です。




往きのバスの中は、木曽から提供いただいた
ビデオで、木曽の予備知識を学習しながらの旅でした。


最初の目的地。
御岳百草丸で有名な、長野県製薬の工場です。


製薬工場の見学の様子。


王滝村は、御嶽山信仰のメッカ。
村内のあちこちに、御嶽をまつる神社があります。

長野県製薬の工場で王滝村役場の職員の方に
各バスに乗り込んでいただき、現地の案内をして
いただきました。

村の人口が900人を割り込んだ過疎化の実態や、
ダム湖の物語、村の財政状況や人々の暮らしなど
様々な話をお聞きしました。


愛知用水の水源、牧尾ダムは、王滝村内にあります。
ダムに到着して説明をうける名古屋からの参加者の
皆さん。






記念撮影をするグループも。


工場とダムの見学のあと、木曽町の
三岳交流促進センターに到着。

お待ちかねの食事タイム。



王滝村内でつくっていただいた、こだわりのお弁当を
みんなでおいしくいただきました。

アサヒビールさんからは、スーパードライと十六茶も
ご提供いただきました。


地元の食材で工夫をこらしてつくられたお弁当。左はすんき汁です。


この日のメニューです。


食後は、会場内のパネルで、先ほど見学した
牧尾ダムや愛知用水のことを詳しくおさらい。


平成6年の渇水時のダムの様子や、ダム湖に沈む前の
村の暮らしの様子なども紹介されていました。


参加者のお楽しみのひとつが、木曽地方の特産品を
集めた臨時の買い物コーナー。


赤かぶやすんき、いわなの甘露煮など、木曽の特産品を
かなりお値打ちにご提供いただきました。


買い物しながら、地元の人たちとの会話を楽しみ
こういうことでも交流が進みます。

上松町のどぶろくは、いつも超人気のひとつ。
今年もよく売れていました。

赤かぶの試食も楽しみました。


左から王滝のかぶ、黒瀬のかぶ、開田のかぶ。
微妙に形も違います。

昨年、南木曽町で話がもりあがった、南木曽ねこの
コーナー。


食事や買い物の合間には、エール交換のための
寄せ書きも進めました。


そして13時40分からはじまった全体会(フォーラム)


地元から選出いただいた、すんき名人4名の方の
お話をうかがいました。

左から司会者の
井村美里さん(名工大応援隊)

北川 聰(さとし)さん 
  木曽すんき研究会会長
五味沢ミチ子さん 
  ひまわりマーケット すんきの里代表者
西尾禮子さん  
  みたけグルメ工房代表
深澤衿子さん
  木曽すんき副代表兼木祖村支部長

お話を聞くにも、試食をしながらだと、余計お話に
興味がわくでしょう?

そんな趣旨で、王滝村のすんき、みたけのすんきが
それぞれ準備されました。







会場内にすんきが配られます。





王滝村のすんきの話を聞きながら、王滝村のすんきを。
みたけのすんきの話を聞きながら、みたけのすんきを。

う〜〜ん。やっぱりちょっと違うのかな?
よおわからんけど、という声も確かに多かったようです。

木曽町・みたけグルメ工房の西尾さんから、
「すんきは私たちは普通一晩でつくります」と説明が
あったとき、一瞬会場は、「ええ〜〜〜?」と
驚きの声が。

興味深かったのは、ph(ペーハー)をコントロールして
酸性度を4プラスマイナス0.2におさまるように作っていること。


すんきは、塩を使わないので、健康にとてもよいこと。
いろいろな乳酸菌があって、その組み合わせで微妙に
味が違ってくること。
すんき名人がいること、すんきコンクールがあること。

びっくりするような話が次々と出てきました。

じゃあ、実際にすんきの汁でphを測ってみましょう!



測った結果、数値は、4.1。
確かにお話の通りでした。 みな、驚き
そして納得。

すんきをテーマにしたフォーラムの後、私たち名古屋の
参加者が作った寄せ書きを贈呈しました。

また王滝村の瀬戸村長、木曽町の原町長はそろって
堀川応援隊にはいってくださいました。

旗にサインしてくださる、瀬戸村長と、原町長。


原町長からいただいた応援隊の旗。








瀬戸村長からいただいた応援隊の旗。




記念撮影も、皆笑顔。
なごやかな雰囲気で。

フィナーレも近くなりました。

最後にあいさつと感想をいただきました。

左から瀬戸王滝村村長。
原木曽町町長。
入倉憲二名古屋市副市長。



堀川開削奉行・福島正則の音頭で、
勝鬨の声で、しめましょう。

紙芝居のたっちゃんが、福島正則役を買って出て
くれました。



さあ、みんな元気よく!

木曽の皆さんと、名古屋の皆さんのこれからの健闘を
祈願して、エイ、エイ、オ〜〜〜〜〜〜!


みんなで一斉に、エイ、エイ、オ〜〜〜〜〜〜!





どうですか?  みんな、いい笑顔でしょ。







以下は、平成25年10月28日付で掲載した関連記事です。


事務局より  平成25年10月28日


   掲題のように、第7回、木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラムの
  参加者募集を本日より開始します。

   (先着順 定員に達した場合、早期終了することがありますのでご了解ください)

    ⇒定員に達したため、受付を終了しました。


   昨年12月には、長野県南木曽町で、木曽川や、堀川を中心とした流域の市民交流会を
 実施しました。

   今回は、木曽川上流部の長野県・王滝村・木曽町の皆さんと交流をはかりたいと
  思い、この企画をいたしました。

   午前中は、王滝村内の牧尾ダムや百草丸の向上を訪問、
 午後は木曽地域の方々とワークショップ(意見交換会)を予定しています。

   参加を希望の方は、下記をご覧の上、お申込ください。
  
     
   申し込み先

      メールアドレス  2010@horikawa1000nin.jp

      ファックス番号  052−222−2686

           ご記入いただくこと

             1)グループの参加希望者全員のリスト (フルネームでお願いします)

             2)グループの代表者の氏名
                         電話(携帯)
                         ファックス

             3)調査隊名・応援隊名
                 参加している人はご記入ください。



    詳細は下記をご覧ください。

     





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     ⇒社会実験に関する新聞報道はこちら




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