堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録




  第6回 木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラムが開催されました。

   名古屋から160名、木曽地方から70名、合計230名の市民が参加し
   木曽川の上下流地域の市民による交流の輪を広げました。

     日時  平成24年12月2日(日) 

     会場  南木曽会館
            



事務局より    平成24年12月4日

 平成24年12月2日(日)、第6回 木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラムが
長野県木曽郡南木曽町の、南木曽会館で開催されました。

 この企画は、堀川への木曽川導水社会実験を機に、木曽川上流部への関心の
高まった名古屋市民と、木曽川上流域の市民でつくる、
「木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラム実行委員会」、そして
「堀川1000人調査隊2010実行委員会」の共催で、昨年同様、企画・実行されました。
    ⇒昨年の大桑村でのインターネットフォーラムの様子はこちら

 また、このインターネットフォーラム実施に当たっては、今年もアサヒビール株式会社さんと
社団法人 中部建設協会さんに特別協賛をいただき、実現いたしました。

 心より御礼申し上げます。


 当日は、名古屋からスタッフを含めて、約160名がバスなどで南木曽町を訪れ、
木曽地域からも、木曽広域連合(木祖村、王滝村、木曽町、上松町、大桑村、南木曽町)の
スタッフや、主に南木曽町の皆さんなど、約70名が集合。

 総勢およそ230名が、この日のイベントに参加しました。

 このインターネットフォーラムの様子は、後日、木曽三川・流域市民放送局のサイトで
インターネットで放送される予定です。


 名古屋から朝7時45分に、バス4台に分乗して出発した、堀川1000人調査隊・堀川応援隊などを
はじめとする市民は、4つのグループに分かれて、午前10時頃から、南木曽町内にある、
木地師の里、そして妻籠宿を訪れました。


 妻籠宿では現地のボランティアガイドの方々が、宿場内の施設を丁寧に説明していただき
木地師の里では、伝統の木工製品作りの作業を見学いたしました。


 その後、南木曽会館にお昼過ぎに集結した参加者は、南木曽町の食材にこだわった
「これから売り出してゆこう」という意気込みのこもった、「イタドリ寿し」、「木曽牛コロッケ」や
伝統の五平餅、新そばなどのお弁当を試食、モニタリングに参加しました。


 また、木曽郡内6町村の特産品(味噌・漬物・鱒の甘露煮・どぶろく・木工製品)や地元で
とれた野菜などの買い物を楽しみました。

 
 一方、午前中の南木曽会館では、名古屋から先乗りしたスタッフが、堀川の歴史や、
木曽川とのかかわり、名古屋・堀川の浄化・再生をめざして活動する市民の様子などを、
まんが劇、なぞなぞDVDの映像などを使って、楽しくわかりやすく紹介しました。


 「福島正則」と、「紙芝居のおっちゃんのたっちゃん」が繰り広げる「ナゾナゾなのだぞ」の
コーナーでは、終始、笑い声が絶えず、とてもなごやかなひとときを過ごしていただきました。


 午後からは、午前中に体験した観光資源、食材、特産品などについて、4つのグループに
わかれて分科会を行いました。


 各グループには、名古屋から参加した人と、木曽から参加した人が一緒になって
活発な意見交換がなされました。


 そのあと、参加者全員が一緒になって、全体会を開催。各グループで出てきた意見や
感想を紹介しあい、一層議論を深めました。


 最後に、名古屋からの参加者がみんなで署名した、「私たちは木曽の皆さんを応援しています」
とかかれた旗を、南木曽町の宮川正光町長に贈呈しました。

 また、宮川町長は、「私たちの堀川のことも応援していただけますか?」とのお願いに
快く応じていただき、堀川応援隊の旗にサインしてくださいました。


 このインターネットフォーラムに参加された230名には、それぞれにあたたかい気持ちの
輪が広がり、これからの上下流の交流・連携につながってゆくことが期待されるとともに
南木曽町民4,700名の堀川応援隊が加わり、堀川を愛する市民の輪も一層大きく広がる
一日となりました。

 
  この日の様子を新聞記事、写真などで下記にご紹介いたします。


松本平 タウン情報  2012年12月18日(火)より


市民タイムズ  平成24年12月4日より


中日新聞 長野版 平成24年12月7日(金)より


中日新聞 名古屋市民版 平成24年12月3日(月) 朝刊より


南木曽町役場の玄関ホールの正面に飾っていただいた寄せ書きです。


    木曽広域連合応援隊と、南木曽町応援隊。


名古屋の市民から南木曽町に贈られた応援旗。
写真 左から2人目が南木曽町の宮川正光町長。
    左から3人目が名古屋市の入倉憲二副市長。

南木曽町からは、堀川応援隊に加わっていただきました。

堀川応援隊の旗にサインされる宮川町長。

応援隊の旗が、名古屋市民を代表して
名古屋堀川ライオンズクラブ 小出会長に
宮川町長から贈られました。


以下、この日の、第6回木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラムの様子を
時間をおってご紹介します。

寒波の到来で、やや寒さが厳しい日となりましたが
絶好の好天に恵まれました。

名古屋から出発した一行は、バス4台に分乗。
7時45分にテレビ塔を出発しました。

会場の近くを流れる木曽川の清流。

南木曽町の案内図

一行は、木地師の里と妻籠宿に分かれて、現地の
観光資源の視察と交流をしました。
こちらは木地師の里。
木工作業を見学。


木地師の里では、2箇所に別れて見学しました。
木工製品を現地で購入した人もたくさんいました。



妻籠宿では、現地のボランティアガイドの方が案内
してくださいました。
妻籠には何度も来たけれど、ガイドさんに説明して
いただいたのは初めて、という声がたくさんありました。

妻籠宿内で。

妻籠宿内を散策しました。

一方、南木曽会館では、名古屋から来る人を
迎えるための準備が朝早くから行われました。
ホリゴンも会場入り口でお迎えの準備。


特別協賛いただいたアサヒビールさんのパネルも
展示させていただきました。
木曽のどぶろくと、スーパードライの競演も
なかなかいいですね。

会場内に展示された木曽地域のポスター。

左のポスターとこのポスターは木曽町のもの。

    こちらは上松町のポスターです。


大桑村のポスターです。


    こちらは、木祖村のポスター。


やぶはら高原は、これからスキーの季節ですね。


舞台に設営された看板。
「堀川を清流に」の横幕は、「鐵牛堀川応援隊」の書家
早川さんに書いていただいたものです。


お弁当の準備も、数があるから大変です。
こうして早くから準備していたから、当然さめてしまいますが
「冷めてるのにおいしかったのでびっくりした!」という声が
あとから続出。


南木曽会館の会場では、10時30分から、いったん
準備の手をとめていただき、木曽からの参加者の方に
堀川の歴史を紹介する、「堀川まんが劇場」が
上演されました。


また、堀川1000人調査隊の市民の皆さんが活動する様子を
DVDでご紹介しました。
なぜ堀川の人が木曽に来たの?という素朴な疑問を
説明することが、このインターネットフォーラムの主旨・目的
に直結する大切なことだからです。



こちらは、「紙芝居のおっちゃんのたっちゃん」

400年前に開削された堀川には、あるお魚が
海からあがってきていました。
「はい、そのお魚の名前は何でしょう!」
「わかる人は、手をあげて!!」


真っ先に手を上げたのは、南木曽町の宮川町長さん。

「はい、イワシです」

「せいかあ〜い」とたっちゃん。

堀川開削奉行、「福島正則」も登場して、名古屋城の
築城資材の木曽ヒノキを、堀川を使って運んだ話などを
してくれました。


そうこうするうちに、12時過ぎには、妻籠宿や木地師の里の
見学を終えた人たちのバスが、南木曽会館に到着。



体育館に集まった人たちに、今日のこれからの予定を
説明。団体行動のマナーをきちっと守る参加者の
皆さんのおかげで、このあとのスケジュールも
とてもスムーズに進みました。

一斉に食事をはじめる名古屋の人たち。
テーブルには、アサヒビールさんからご提供いただいた
「スーパードライ」と「十六茶」も並びました。


地元の食材にこだわった、南木曽名物盛のお弁当。
これに、あったかいおそばもつきました。


そのメニューです。



おいしい漬物も堪能しました。


食事が終わるとフリータイム。
会場内では、寄せ書きも始まりました。

「私たちは木曽の皆さんを応援しています」
思い思いのメッセージや名前が書き込まれます。


楽しい絵も描かれました。



南木曽会館の外には、木曽の6町村の特産品を
並べた臨時のお店も。


「そんなに買って、持って帰れるの?」

そんな言葉が飛び交っていました。

白菜やキャベツ、こんにゃく、豆などの農産物も
人気でした。

県民ショーでも紹介されたという、「なぎそねこ」
背中に着るととってもあったかい!

色々な柄や大きさのなぎそねこも人気でした。

地元の人たちは、みんな家の中に5〜6枚はもってて、
「あちこちに、ねこをおいといて、着たり脱いだりするんだわ」

「若い子も、ねこ、着るんですか?」
「そりゃそうだわ、いっぺん着たら、やめれんわさ」


さっそく、ねこを買って着てみましたが、こりゃあったかい!

「あんたね、わたしら、夏にも、ねこ着るんだわ」

「えっ??」

夏用のねこ」は、うすっぺらくて、ねこ着て草むしりすると、
「あつけ」にならんよ。

「あつけ???」

「わっからんだろね、熱射病にならん、という意味だよ」

なぎそねこ、おそるべし!
分科会が始まると、地元の人たちも積極的に
参加、発言いただきました。


午前中に体験した観光資源、食材、特産品について
感想や意見が名古屋の人から続出しました。


特に、妻籠宿のガイドがものすごくよかった、という声が
たくさん出て、もっと話を聞きたい、という声に快く
こたえていただきました。



おそばをつくってくれたおばちゃんたちは、みんなねこを
着てました。

あのおそばの出しは、どうやってとるの?という質問にも
丁寧に答えていただきました。

各グループで出てきた声をメモしたものです。





分科会を40分したあと、全体会に移行しました。
イスの向きをくるっとひっくり返すと全体会の会場に。
みんな、セルフサービスです。

みんなから要望がとても多かったので、もう一度妻籠宿の
ボランティアガイドさんのお話をお聞きしました。


各グループから出てきた話題を全体会で紹介しました。


いろんな話題が出て、会場からもどんどん手があがって
フォーラムはとても盛り上がりました。

会の最後はエールの交換。
名古屋の市民を代表して、鯱城・堀川と生活を考える会の
小林副代表から、南木曽町の宮川町長さんに、みんなで
つくった寄せ書きを贈呈いたしました。

南木曽町の人たちも、堀川を一緒に応援します!

堀川応援隊に快くご参加いただき、応援隊の旗には
宮川町長さんがサインしてくださいました。

名古屋市民を代表して、名古屋堀川ライオンズクラブ  
小出会長が、宮川町長から応援隊の旗を受け取りました。


南木曽町宮川町長、名古屋市の入倉副市長、そして
南木曽町の皆さんや名古屋の市民、福島正則、たっちゃんも
加わって記念撮影。

宮川町長さんのショートメッセージ

 今日のフォーラムは本当に勉強になりました。

 特に、今の観光は、修学旅行のように、いろいろ勉強しながら
観光するんだ、というのはとても参考になりました。

 名古屋に、しっかり、きれいな水を送ります!


最後は、福島正則の音頭で恒例の勝どき。

木曽の皆さんと、名古屋の人たちがこれからも
交流の輪を広げ、お互いが発展することを祈念して・・・

「エイ! エイ! お〜〜〜〜」
 「エイ! エイ! お〜〜〜〜」

 「エイ! エイ! お〜〜〜〜!」



南木曽町役場の玄関ホール正面には、名古屋の市民の寄せ書きが飾られています。





以下は、平成24年10月25日付けで掲載した関連記事です。


事務局より  平成24年10月25日


   掲題のように、第6回、木曽三川がつなぐ山とまち インターネットフォーラムの
  参加者募集を本日より開始します。

   (先着順 定員に達した場合、早期終了することがありますのでご了解ください)

   昨年12月には、長野県大桑村で、今年3月には岐阜県揖斐川町で、
 木曽三川や、堀川を中心とした流域の市民交流会を実施しました。

   今回は、木曽川上流部の長野県・南木曽町の皆さんと交流をはかりたいと
  思い、この企画をいたしました。

   午前中は、妻籠宿(現地ガイドをお願いしてあります)、木地師の里を
  見学し、午後は木曽地域の方々とワークショップ(意見交換会)を予定しています。

   参加を希望の方は、下記をご覧の上、お申込ください。
  
     
   申し込み先

      メールアドレス  2010@horikawa1000nin.jp

      ファックス番号  052−222−2686

           ご記入いただくこと

             1)グループの参加希望者全員のリスト (フルネームでお願いします)

             2)グループの代表者の氏名
                         電話(携帯)
                         ファックス

             3)調査隊名・応援隊名
                 参加している人はご記入ください。



    詳細は下記をご覧ください。

     





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     ⇒社会実験に関する新聞報道はこちら




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