堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



  2019年 堀川のボラ 観察記録

     中・下流部にボラの大群がいました!

      平成31年2月27日(水)

      レポート 事務局

      


事務局より   平成31年2月27日(水)


  中下流部に、ボラの大群がいました!

2月7日頃に納屋橋付近、2月13日頃に北清水橋から猿投橋間の水面を埋め尽くしていた
ボラの群れがどこに行ったのか?

今日(2月27日)、中・下流部を見てきました。

ボラの群れを瓶屋橋から古渡橋間で確認しました。

2月13日頃に北清水橋から猿投橋間で確認された群れと同じ群れだとは言いきれませんが、
その後の群れの移動の様子から判断すると、あの群れが徐々に下りてきたものと考えても
良さそうです。


ボラの群れは水面から50センチくらいのところにいました。

酸素が不足して、水面に鼻を上げて苦しそうに泳いでいるボラの姿は見られませんでした。

このため群れの写真をきれいに撮ることが出来ませんでした。

そのボラをたくさんのカワウ、ダイサギ、アオサギが捕食していました。

過去の調査隊の記録をもとに、20センチクラスのボラが、猿投橋付近まで大量遡上した時期を
ひも解いてみると、1月中旬から2月中旬、暦でいうと大寒の頃から雨水の頃の約1箇月の間に集
中していました。

(過去の調査隊の記録)

平成20年(2008年)2月13日(旧暦1月7日)小潮
平成21年(2009年)1月29日(旧暦1月4日)大潮
平成26年(2014年)1月18日(旧暦12月18日)大潮
平成28年(2016年)1月25日(旧暦12月16日)大潮
平成31年(2019年)2月13日(旧暦1月9日)小潮

住吉橋付近では、カルガモが護岸についているもの(二枚貝?)を食べていました。

写真1.JR・名鉄橋梁上流
写真2.尾頭橋下流
写真3.カワウ_尾頭橋下流
写真4.住吉橋付近
写真5.住吉橋付近
写真6.カルガモ_住吉橋付近


写真1.JR・名鉄橋梁上流


写真2.尾頭橋下流


写真3.カワウ_尾頭橋下流


写真4.住吉橋付近


写真5.住吉橋付近


写真6.カルガモ_住吉橋付近




事務局より   平成31年2月16日(土)

 16日朝、猿投橋から中土戸橋間の様子を見てきました。

 潮が引いていて、かなり浅くなっており、水は透明感が高く水底迄
よく見えましたが、ボラの姿はみえませんでした。

 潮が引くのに合わせて下流に移動したのでしょうか。

 今までのパターンだと、3月初めくらいまでは上流にとどまっていることが
多かったのですが。


写真1_猿投橋の様子 白い泡がかなり立っています。


写真2_猿投橋から下流の様子
 潮が引いて水深が浅くなっていました。

写真3_北清水橋から下流の様子
 白い泡が散っています。ボラの姿はありません。

 
写真4_北清水橋から下流の様子
 白い泡が散っています。ボラの姿はありません。


写真5_北清水橋から親水広場の階段
 かつては、ヘドロで会談が真っ黒でしたが、今は水がすきとおり
 階段にヘドロが蓄積することもなくなっています。



写真6_中土戸橋の上流から中土戸橋方向。
 マガモがいましたが、ボラの姿はわかりませんでした。






事務局より   平成31年2月15日(金)

15日に猿投橋から中土戸橋間の様子を見てきました。

水面で苦しそうにしていたボラの群れは確認できませんでした。

庄内川からの導水が再開されて、水中の酸素が回復したものと考えられます。

城北橋から東田端橋間にダイサギとアオサギとカワウがたくさん集まっていました。

20センチクラスのボラを飲み込めるサイズの鳥たちが大集合。
コサギでは無理。

カワウが水中に潜り、ボラをつかまえる姿が見られました。

ボラの群れは確認できませんでしたが、まだ水中に残っている様です。

今回はあらためて導水の効果とその必要性が確認されました。

そして、導水再開に向けた行政の対応の速さが沢山のボラの命を救いました。

ただ、猿投橋の下流で大量の泡が発生していました。
庄内川からの水に含まれる物質が泡の原因であることも改めて確認されました。


写真1_城北橋〜金城橋間
写真2_城北橋〜金城橋間
写真4_カワウ
写真5_ダイサギ
写真6_ダイサギ
写真7_アオサギ
写真8_猿投橋下流


   
写真1_城北橋〜金城橋間


写真2_城北橋〜金城橋間


写真4_カワウ


写真5_ダイサギ


写真6_ダイサギ


写真7_アオサギ


写真8_猿投橋下流






事務局より   平成31年2月14日(木)

   中日新聞の夕刊に掲載されていた記事をご紹介します。


中日新聞 2019年2月14日(木) 夕刊より



事務局より   平成31年2月13日(水)

今日(平成31年2月13日)、金城橋から猿投橋間に行ってきました。

2月7日頃に納屋橋付近の水面を埋め尽くしていたボラの群れが、
猿投橋の落差付近まで到達しました。

特に黒川橋の下流にボラが集中しており、水面を埋め尽くしていました。 

堀川の水はきれいでした。
透明感があり、川底まで見えていました。

その川底の所々に息絶えたボラの姿が見られました。
ボラたちは酸素が不足しているようで、水面付近に鼻を上げて泳いでいました。


今日は潮位の変化が少ない小潮です。
庄内川からの導水も停止していました。

水が入れ代りにくい条件(同じ場所に水が留まりやすい)が重なっていたと考えられます。

これだけの数の魚が集まると、小さな水槽に入れられた金魚の様に、
自分たちの呼吸で水中の酸素が消費され、酸欠になっていまいます。

写真1.北清水橋から上流向き
写真2.北清水橋上流
写真3.北清水橋〜黒川橋間
写真4.北清水橋〜黒川橋間
写真5.黒川橋下流
写真6.黒川橋下流
写真7.黒川橋下流
写真8.黒川橋上流
写真9.黒川橋〜志賀橋下流間
写真10.猿投橋落差付近

写真1.北清水橋から上流向き


写真2.北清水橋上流


写真3.北清水橋〜黒川橋間


写真4.北清水橋〜黒川橋間


写真5.黒川橋下流


写真6.黒川橋下流


写真7.黒川橋下流


写真8.黒川橋上流


写真9.黒川橋〜志賀橋下流間


写真10.猿投橋落差付近




事務局より   平成31年2月13日(水)

 佐藤ファミリー応援隊から送っていただいた城北橋〜中土戸橋間のボラの写真をご紹介します。

 2月13日 (水)晴れ時々曇り  11℃満潮10:46 小潮

 中土戸橋上流 湧水 
 13:33  ボラの大群水面に顔を出して口を開いて流れに沿って流されている。

  2月13日 ( 水) 13:37
   
  城北橋下ごみキャッチャーのあたり
  黒く大きな塊で泳いでいる。

  顔を出しているので遠くからは 泡が流れているように見える。



  2月13日   中土戸橋傾斜部13:57

 黒く渦を巻くように浅瀬に上がってきた。
 猫が2匹狙っていた。

 鵜にやられたか鷺にやられたか傷付いたボラもいる。
 竿を持って走る子供・見物人もボラの多さに吃驚していました。





事務局より   平成31年2月7日(木)

 堀川では、毎年、春になるとボラの幼魚(2〜3センチ)の群れが遡上する姿が確認されています。

 昨年は死魚の発生もなく、春、夏、秋と徐々にサイズが大きくなっていくボラの姿が確認されました。

 年が明けて、堀川では20センチクラスに成長したボラの群れが時々見られるようになりました。

 ここ数日は、納屋橋付近の水面を埋め尽くすボラの群れが確認されていました。

 今日(平成31年2月7日)は、20センチクラスのボラが納屋橋付近だけでなく、
新洲崎橋から錦間を埋め尽くす様な状況でした。

 酸素が不足して、水面に鼻を上げて苦しそうに泳いでいるボラの姿は見られません。
今のところ、水の中の酸素は足りているようです。

 橋の上から撮影した写真(写真2、写真3、写真4)で水面がザワザワと波立っているのは、
ボラの群れが動いている場所です。

 波立っていない場所にもびっしりとボラがいました。上流方向に移動していました。(写真5〜8)


写真1.カワウが空から落したボラ(堀川ギャラリー提供)
写真2.納屋橋から上流を見た写真(錦橋方向)
写真3.天王崎橋から上流を見た写真(納屋橋方向)
写真4.天王崎橋から下流を見た写真(新洲崎橋方向)
写真5.ボラの群れの様子
写真6.ボラの群れの様子
写真7.ボラの群れの様子
写真8.ボラの群れの様子


写真1.カワウが空から落したボラ(堀川ギャラリー提供)


写真2.納屋橋から上流を見た写真(錦橋方向)


写真3.天王崎橋から上流を見た写真(納屋橋方向)


写真4.天王崎橋から下流を見た写真(新洲崎橋方向)


写真5.ボラの群れの様子


写真6.ボラの群れの様子


写真7.ボラの群れの様子


写真8.ボラの群れの様子





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