堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



   堀川で、コノシロ200匹浮く!
    
     中区の古渡橋〜白鳥橋の区間

     大雨と大潮が関係しているのでは?
      
       
 


事務局より   平成24年6月20日


  堀川で魚が大量に浮いたという新聞記事がありましたので、ご紹介します。


  堀川で魚が大量死する原因について、堀川1000人調査隊では、大潮と大雨が重なった
 春先に魚が浮く事件が発生するのではないかとの問題意識を持って、今年の動向を注視してきました。


   ⇒「堀川でのコノシロ大量死の要因を考えるため資料を整理してみました」 平成23年5月8日


  しかし、今年の4〜5月にかけては、魚が浮く現象が見られませんでした。
  これは、ひとつには、今年は春先にまとまった降雨が少なかった、という理由も考えられていました。

      ⇒参考記事はこちら


  今回、この6月にコノシロが浮いた理由には、次のことが関係しているのではないか考えています。

   1)台風の影響でかなりのまとまった雨が降ったこと、

   2)大潮の時期に重なっていて、干潮時にはかなり水位が下がり、
    ヘドロが巻き上げやすくなっていたこと


   3)その他の要因

   また、今回コノシロが浮いた区間は、中区の古渡橋から白鳥橋間とのことですが
  魚が浮く場所についても、白鳥橋付近が関係していることが多いようにも思われます。


   引き続き、堀川の実態を究明してゆくためにも、天候や潮まわり、魚の浮く場所などの
  情報に注意してゆきたいと思います。

   なお、新聞記事の下に、錦橋〜納屋橋付近の観察をしていた、
  中日本建設コンサルタント(株)かわせみ調査隊のレポートをご紹介していますので
  ぜひご覧ください。


  
中日新聞  平成24年6月20日(水) 朝刊より


読売新聞  平成24年6月20日(水) 朝刊より



錦橋で定点観測を続けている、中日本建設コンサルタント(株)かわせみ調査隊からの情報も
ご紹介します。


 錦橋地点でもそろそろ危ない状態にあるという感覚で堀川を見ておりました。

 6月に入り、堀川の様子が急変しております。

 
6月1日(中潮)には赤潮と青潮(貧酸素)が混じった状態になりました。
 それ以降は、上げ潮から満潮時間帯には、堀川の底層部分は貧酸素の状態が
続いていると考えています。
 表層部分は大丈夫だったと思います。

  6月1日の納屋橋の様子


 6月11日(小潮)には、ザリガニが水面付近に上がってきていました
表層付近の酸素がある場所に避難していたものと考えます。

 6月16日(中潮)と17日(中潮)の雨のあとで、さらに状態が悪くなり、
18日(中潮)には、ボラの稚魚が鼻上げ状態になりました。
  6月18日の納屋橋の様子

 19日(大潮)の午後は大潮の上げ潮の時間帯です。
貧酸素の状態になった水塊が強混合状態で遡上してきたものと考えられます。
そこにコノシロの群れがいて、逃げ場を失って死んだ可能性もあるかもしれません。



平成22年〜24年の魚の大量死と潮まわりと降雨量


参考資料
  6月19日の潮まわり   中日新聞 平成24年6月19日(火)より



参考資料
   岩屋ダムの貯水状況  中日新聞 平成24年6月15日(金) 朝刊より

     ⇒関連記事はこちら 「木曽川用水一部節水 名古屋の雨 平年の4分の1に
        


参考資料  
   台風4号の雨などで岩屋ダムの貯水量が回復

中日新聞  平成24年6月20日(水) 朝刊より







以下は、平成23年5月8日付で掲載した関連記事です。



堀川でのコノシロ大量死の要因を考えるため
    資料を整理してみました。

     平成23年5月5日(木)

     レポート 中日本建設コンサルタント(株)かわせみ調査隊



事務局より

  中日本建設コンサルタント(株)かわせみ調査隊のレポートをご紹介します。

かわせみ調査隊です。

 コノシロの大量死が発生した要因を考えるための資料にするため、
昨年と今年の気温と雨と月齢(潮回り)を整理してみました。

 気温と雨のデータは、気象庁の名古屋気象台の値です。

 4月下旬から5月上旬の大量死の昨年と今年の共通点は?

 @同年の最初の大量死、
 A魚種:コノシロ、
 B気温:15℃前後、
 C潮回り:大潮、
 D雨:降雨後?、E???・・・・

 いろいろな条件が重なっていると思われます。
 これからも堀川の観察を続けたいと思います。



以下、平成23年5月3日付けで掲載した関連記事です。

事務局より
   平成23年5月3日(火)付けの新聞各紙に、堀川下流で 
  魚が大量死していた記事が掲載されていましたのでご紹介します。

   なお、このページ下にあるように、4月30日、日置橋付近で、
  中日本建設コンサルタント(株)かわせみ調査隊が、苦しげなコノシロを
  確認しています。

    なお、ご参考までに、昨年もこの時期に魚が大量に死んでいるのが確認されています。
        ⇒昨年の様子はこちら


 
読売新聞  平成23年5月3日(火) 朝刊より


中日新聞  平成23年5月3日(火) 朝刊より


毎日新聞  平成23年5月3日(火) 朝刊より


以下は、平成23年4月30日付で掲載した関連記事です。


事務局より

  中日本建設コンサルタント(株)かわせみ調査隊のレポートです。

 かわせみ調査隊です。

 今日(4月30日)の午後1時ごろ、日置橋付近でピチャピチャと音がして、
コノシロ(体長20cmぐらい)がいることに気がつきました。

 このピチャピチャという音は、水面付近でコノシロが体をくねらせた時に
水が飛びはねる音でした。

 その後、水面で苦しそうに体をくねらせるコノシロが少しずつ増えていきました。

 水中にはたくさんのコノシロが群れをつくって泳いでいる姿も見られました。

 ちょうど干潮で流れが停滞していた状態から上げ潮に転じた時間帯でした。

 酸素が不足している状態だったと思います。

 上流と下流の様子を確認したところ、この状態は松重閘門から岩井橋の間で
おきていました。

 今日はまだまだ上げ潮の時間帯が続くため、酸素不足の影響が上流に
拡大しないとよいのですが・・・。

 コノシロが苦しそうな様子をしていた場所でクラゲの姿を見ました。

 堀川でクラゲを見たのははじめてでした。

 日置橋の上からたくさん市民が心配そうにコノシロの様子を見ていました。












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