堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録



  金環日食の特別な大潮の日に、

   堀川に、どんな現象がみられるか? 

   堀川1000人調査隊が一斉調査を実施しました。

   
  実施日  平成24年5月20日(日)〜21日(月)

   
⇒各調査隊からの報告(速報)はこちらをご覧ください。





事務局より   平成24年5月21日(月)

  日食の日は、太陽と月と地球が一直線に並ぶ特別な大潮の日でもあります。

  3年前、平成21年7月22日の皆既日食の日には、堀川中流部で、上流側と
 下流側の水の境目がくっきりと現れるという珍しい現象が観察されました。

  今回の日食でも、堀川で何かが起こるのだろうか?

  そうした関心から、堀川1000人調査隊事務局の呼びかけで、堀川各地で
 一斉に調査が実施されました。

   結果的には、前回の日食のような話題性の大きな現象は観察できませんでしたが
  普段よりも大きく水位の下がった干潮時には、川底からメタンガスが発生するなどの
  現象が見られました。

   詳細なご報告は、皆さんから集まったデータを整理した後、ご報告させていただきますが
  とりあえず、調査光景などを速報させていただきます。


北清水橋での調査のようす  

   鯱城・堀川と生活を考える会調査隊が、午前7時〜正午まで
   1時間ごとに連続定点観測を実施しました。
朝、日食のときには雲がかかった場所も
ありました。


午前10時の、定点観測。
お昼ごろ干潮になりますが、潮が引くにつれ
水質が悪化してゆきました。


潮がひいて、水位が下がってくると、川底から
メタンガスの細かい泡が目立つようになりました。



朝は、60〜70cmあった透視度が、
11時の調査では10cmに。
水深も、場所によっては30cnくらいに
なったようです。

CODも朝の観測では16であったのが
11時には40まで悪化しました。


大きなコイが、浅くなった川の中を、窮屈そうに?
泳いでいました。

コイが通ったあとには、飛行機雲のように
川底の泥が巻き上げられていました。



中土戸橋での調査の様子

  堀川と生活を考える会(19・20・25期)調査隊が定点観測しました。

  送っていただいたコメントをご紹介します。
  
 5月21日に堀川と生活を考える会(19・20・25期)が中土戸橋で水質調査を実施いたしました。
 調査データーは別にメールでお送りいたしました。当日の写真を添付でお送り致します
 分析は12時より開始しましたが、金環日食の影響は殆ど感じられませんでした。

 











錦橋での調査の様子

  中日本建設コンサルタント(株)かわせみ調査隊が、9時、13時、15時、17時に
 定点観測しました。

  調査の光景


午前9時の錦橋
13時の錦橋  
  干潮で川底があらわています。


15時の錦橋


17時の錦橋





以下は、平成24年2月26日付で掲載した関連記事です。


事務局より  

  2月25日に開催されました、第10回調査隊会議で、事務局より
 「5月21日(月)の朝の金環日食の日に、堀川で一斉調査をしよう!」という
 呼びかけをさせていただきました。

  日食の起こる日には、太陽と月と地球が一直線に並ぶため、特別な大潮となります。

  2年半前の、平成21年7月22日に起きた日食の日には、錦橋で海水の遡上と
 上流からの流れがくっきりと色が分かれる、特異な現象が、調査隊によって
 観察されています。


     ⇒前回の日食時の堀川の様子はこちらをご覧ください。  
      皆既日食の影響? 堀川に宇宙の不思議を実感

  
今年5月21日の堀川も、午後12時過ぎには最も水位が低くなり
 様々な現象が起こることが考えられます。

  堀川の汚染のメカニズムの解明に、貴重な資料となる可能性が強いと思われます。

  この一斉調査は、強制ではありませんが、堀川の実態解明のため、
 ご協力いただける方は、ぜひ一斉調査にご参加をお願いいたします。


  一斉調査の内容

     1.調査対象日  
平成24年5月20日(日)〜21日(月)

     2.調査場所   
 いつも定点観測している地点で結構です。
                自由にいくつもの地点で調査していただいても結構です。

     2.調査方法    
いつものような、定点観測

            それにプラスして、もしお願いできる方は、
            次のような観点から堀川を観察し、
            
写真やコメントなどをメールで事務局まで
            送ってください。


       メールアドレス  2010@horikawa1000nin.jp



  
日食の日の特異な現象としては、たとえば、次のような現象が考えられます。

   (1)潮の先端部   潮が遡上・降下する様子を見ることができるかもしれません。

   (2)水の色・におい
      ・あわの変化
   調査の時間帯によって、水の色・におい・あわの状況が
                変化するかもしれません。

   (3)川底の様子    ヘドロが巻き上がる様子を見ることができるかもしれません。

   (4)生き物の様子   水面、水際を観察してみてください。
                 水中の酸素が不足すると、魚やカニやエビの仲間は
                 水面に近いところに避難します。

   (5)その他     どんな些細なことでも結構ですから、気づいたことを
               写真などの記録に残して、ご報告をお願いいたします。








以下は、平成21年7月22日付で掲載した関連記事です。


 事務局より

 中日本建設コンサルタント(株)かわせみ調査隊のレポートをご紹介します。

皆既日食の影響?
   堀川に宇宙の不思議を実感 


 かわせみ調査隊です。
7月22日(水)、午後7時頃(満潮時間帯)の錦橋(下流向き:納屋橋方向)の
写真です。

 上流からは灰黄緑色の水、下流側は海からの灰色の水です。

 少しずつこの境界線が下流に向かっていきました。

 灰色の水があるあたりは、卵の腐った強烈な臭いがたちこめて
いました。
 そして、ボラの幼魚が苦しそうに鼻上げ状態、アメリカザリガニが
水際まで上がっていました。

 今日は皆既日食の日でした。

 太陽と月が一直線に並んだ日です。

 月と太陽の引力が重なり、潮汐力が大きくなり、干潮位がとても低く、
満潮位がとても高くなりました。

 このため、海から堀川への潮汐流が強く、強混合になったのでしょうか。

 宇宙の不思議を実感する日でした。









   おともだちを誘って、みんなでたいっぱい調査隊、応援隊を作りましょう。

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     ⇒社会実験に関する新聞報道はこちら




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