堀川を清流に
　　堀川１０００人調査隊２０１０

　　　　　　　　　活動の記録



　　　平成２２年３月２２日（月）

　　　　木曽川からの３年間の堀川導水社会実験が終了しました。

　　　　今後２年間、導水終了後の堀川の変化を官民協働で調査するということで
　　　　社会実験が継続されます。
　　　
　　　　

　事務局より
　
　平成２２年３月２２日(月）、２３時２０分。
　３年間にわたって実施された、堀川への木曽川導水の社会実験が
終了しました。


　この導水は、堀川浄化のための社会実験として、木曽川流域の
皆さんのご理解の下、平成１９年４月２２日正午から本格通水が
始まったものです。

　まずもって、ご理解、ご協力をいただいた木曽川流域の皆様に
名古屋市民として心より感謝の気持ちを表したいと思います。


　３年間の導水実験により、堀川では上中流部で、行政調査によって
ＢＯＤの一定の改善が確認されました。


　また市民調査、すなわち堀川１０００人調査隊による調査結果においても
透視度・ＣＯＤなどが改善し、また市民の意識の変化によって、
清掃・美化活動が進み、堀川を浮遊するゴミが減少するなどの
相乗効果も確認されました。

　
　こうした堀川の水辺環境の改善から、堀川への導水継続を求める
市民の声がクローズアップされましたが、木曽川の水を堀川へ
導水することについては、木曽川流域の皆さんのご理解が必要であり、
今回の実験導水はいったん予定通り終了することになったものです。


　なお、これから２年間は、導水のない状態で、堀川がどのように
変化するのかを調査する、ということで、社会実験は継続されます。


　猿投橋、北清水橋に、私たち市民が掲げた、「社会実験実施中」の
横幕は、そういう意味で、引き続き掲げられますのでご承知ください。


　今後、堀川への導水が再開できるかどうかについては、
現状では全く未定とのことですが、名古屋市の河村市長は、
市民の強い声を受け、愛知・岐阜・三重の３県や、国に働きかけて
新しい枠組みで堀川の浄化・再生を目指すという意向を、
３月２２日、テレビ番組の中で表明されました。


　木曽川からの導水だけで堀川が再生できるというわけではなく、
色々な角度からの官民一体となったアプローチ、協力体制が不可欠
ですが、導水実験がその起爆剤となり、非常に困難と見られていた
堀川再生に、一筋の光明がともったことは事実です。


　行政と市民がお互いに協力しながら、これからも堀川再生に向けて
一歩一歩着実に、歩みが進んでゆくことを期待したいと思います。
　
東海テレビ　スーパーニュース　猿投橋での中継放送の様子
　　　平成２２年３月２２日(月）　午後６時３０分ころ
猿投橋付近で、東海テレビ、中村キャスターが河村市長にインタビュー。
生放送の中で約４分間、市長の生の声を聞きました。
　　中村キャスター　　国交省・流域自治体との交渉は？

　　河村市長　　３県１市と国へ働きかけて、堀川再生に向けて新しい大きな枠組みで
　　　　　　　　　協力を呼びかけてゆく予定。

　　　　　　　　　　すでに担当官が１９日(金）には、導水実験の調査結果をもって
　　　　　　　　　３県をまわっておりますが。

　　中村　　　　　交渉についてはいつごろ？

　　市長　　　　　　１〜２ヶ月以内にはと思っとります。
　　　　　　
　　中村　　　　導水はいつ再開？

　　市長　　　　ＣＯＰ１０までには、ともいいますが、それはもっとも遅い場合のことであって
　　　　　　　　　できれば１〜２ヶ月以内には、と思っとります。

　以下は、御用水跡街園愛護会調査隊、山田隊長のレポートです。

　　木曽川導水が本日（22日）午後11時頃停止するのをうけて
東海テレビさんが猿投橋に河村市長さんに来て頂き本音のインタビュ−を
生中継で放送して下さいました。
　　朝早くから準備が始まり、午後1時頃からはカメラリハ−サルを何度も
繰り返しての作業は本当に大変そうでしたよ。
　　本番では河村市長さんからの心強いお言葉も頂けまして、調査隊実行委員会
　梅本会長や、事務局の服部さんも安心したと思います。

　　私も前日から応援隊の旗を何本も猿投橋のあたりに立て掛けて
セッテングのお手伝いをした甲斐がありました。

　　








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