堀川を清流に
  堀川1000人調査隊2010

         活動の記録


   2007年11月23日(金)
    ドクターホーワ調査隊+調査隊事務局が
    庄内川導水停止時の、干潮の堀川、第2回縦断調査を実施しました。

    
       
日時    平成19年11月23日(金)  09:00〜12:00
        場所     名古屋市堀川上中流域

         ⇒庄内川導水停止時、干潮時、第1回縦断調査はこちら(11月4日)

         ⇒庄内川導水停止時、満潮時、第1回縦断調査はこちら(11月11日)

         ⇒庄内かわ導水あり、満潮時、第1回縦断調査はこちら(11月18日)



ドクターホーワ調査隊+調査隊事務局のレポートをご紹介します。

調査日 2007.11.23

天候  前日 晴れ   当日 晴れ

 庄内川導水 なし  (この日お昼頃からは導水が再開されましたが調査時点では停止していました)
 木曽川導水 あり
 名古屋港の干潮 午前10時36分 (大潮)


 庄内川導水が停止している干潮時間帯の堀川の縦断調査を11月4日に実施しましたが
 この日は、同じ条件の下、2回目の縦断調査を実施しました。


  天候的には同じ条件ですが、前回から20日あまり木曽川導水が続けられていますので
 多少でも違っているところがあるかどうかが、今回の調査の関心事でした。

  調査の結果、透視度がは100cmを超えるところが多く、数値的には比較が難しかった面が
 ありますが、印象としては全体的に前回より透視度があがっていることを感じました。
  木曽川導水が続けられていることによるものなのでしょうか。

  ただ、残念なことに、中土戸橋から景雲橋あたりにかけて、その前後と比べて数値がやや悪く
 このあたりの要因を追求する必要があると思いました。



 以下、調査データです。
前回(11月4日) 今回(11月23日)
時刻 調査場所 透視度 COD 時刻 透視度 コメント COD
  瑠璃光橋       9:25 100 かるく突破 
汲んだ水はほとんど無色透明
無臭
3
6:45 猿投橋 100 6 9:35 100 かるく突破 
汲んだ水はほとんど無色透明
無臭
  
6:50 黒川橋 100       9:45 100 かるく突破 
汲んだ水はほとんど無色透明
無臭
  
7:00 北清水橋 100 7 9:50 100 かるく突破 
汲んだ水はほとんど無色透明
無臭
  
7:10 金城橋 96    10:00 100 かるく突破 
汲んだ水はやや緑がかってくる
無臭
5
7:15 城北橋 100 8 10:10 100 かるく突破 
汲んだ水はやや緑がかっている
無臭
  
7:25 中土戸橋 100    10:20 85 汲んだ水は黄色く濁りやや
みづらい。
汲んだ水はややドブのにおい
13
7:35 朝日橋 100    10:35 95 やや黄緑がかっている
汲んだ水はややドブのにおい
  
7:55 小塩橋 100    10:50 100 かろうじて100cm
汲んだ水はやや黄緑がかっており
ドブのにおい
  
  景雲橋         10:55 100 なんとか100cm
汲んだ水はやや黄緑がかっており
ドブのにおい
  
  中橋       11:05 100 かるく突破
汲んだ水はほとんど無色透明
無臭
  13
8:05 桜橋 100     
 
    
8:15 錦橋 100    11:15 100 かるく突破
汲んだ水はほとんど無色透明
無臭
  
8:20 納屋橋 90                 
8:30 新洲崎橋 87                 
   洲崎橋         11:30 100 かろうじて100cm
汲んだ水はほとんど無色透明
無臭
  
8:40 日置橋 100   10               
8:45 松重橋 99    11:35 100 かるく100cm突破
汲んだ水はほとんど無色透明
無臭
   
8:50 山王橋 100    11:45 100 かるく100cm突破
汲んだ水はほとんど無色透明
無臭
5


各調査地点の写真などをご紹介します。
上流部の瑠璃光橋。
庄内川からの導水が止まっており、水量が
不足して底が露出していました。

猿投橋の落差工の下。下流を見る。
庄内川の導水がないので泡もありませんが
水量も不足気味。

ただ、水藻は大きく育っています。

左上からは木曽川導水が出ています。
落ちているのは道具箱のゴミ。

ゴミを拾う人たちの努力をあざ笑うかのように
猿投橋の欄干の上に捨てられた缶コーヒーの
空き缶。

黒川橋下流側。
右岸水底には大きく緑が育っており
水底もくっきり見えます。

北清水橋から上流側の水底をみる。
水底の模様まではっきり見えます。

ただ、夏場に大きく育っていた水底の藻が
ほとんどなくなっているのが気になります。

北清水橋まではほとんど色がないのですが
金城橋まで来ると、やや色が緑がかってきます。
金城橋下流側右岸。
水底の緑がかなり育っています。

城北橋下流側。
水底まではっきり見えます。
緑も大きく育っています。

中土戸橋下流側、右岸。
このあたりでは水底は見ることができませんが
岸壁近くはやや透視できます。

このあたりで一気に透視度やCOD値が高くなるのは
名城下水処理場のすぐ下流であることや、放流水で
水底のヘドロなどがかきまわされるためでしょうか。

朝日橋下流側、左岸。
ロープが水にもぐっているところがかろうじて
透視度を感じさせます。

中土戸橋よりはいつも透視度がよいのは
下水処理場から遠くなって、水中の浮遊物質が
やや沈降してくるからなのでしょうか。

小塩橋まで下がると、透視度も100cmを
かろうじて回復してきます。
中橋では調査直前に船が下流に向かって
通り抜けていきました。
しかし、透視度は軽く100cmを突破しました。

中橋でのぞいた透視度計。
写真ではやや濁っているようにみえますが
ほとんど無色透明、無臭です。

錦橋でも透視度は軽く100cmを突破しました。
洲崎橋下流側、右岸。
船が通ったためか岸壁近くに白い泡がありました。

洲崎橋の透視度はかろうじて100cmを保って
いました。
その前後と比べると、やや透視度がおちました。

松重橋ではさらに水がきれいになりました。
透視度も軽く100cmを突破。

白いのはかもめが羽を休めているところ。
ゴミではありません。
右側にはった黄色いネットの内側に木の葉など
のゴミが集まっていて、真ん中に流れ出すのを
防ぐ効果を見せていました。

山王橋もとてもきれいでした。
軽く100cmをクリア。

いかだが浮かび、なかなか風情のある風景ですよね。




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